FANTAHOLIC

美しくなければ、Footballじゃない

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わいが愛してやまない絶滅危惧種ファンタジスタという存在

Footballとは、緻密に組み立てられた戦術と、ピッチ上の22人の連携によって成り立つスポーツである。

しかし、22人で成り立つシステムをたった一人、たった一つのプレーでぶっ壊す

「ファンタジスタ」という存在こそが、Footballの醍醐味である。

という、個人的な思想です。笑

10人で守り、たった1人の閃きで試合を決めてしまう「守備の美しさ」と「10番」に重きを置いた戦術を好む

「堅守ファンタジー」が私のFootball思想です。

たった一人の10番の為に、その他10人が命を捧げるスタイルがわいの魂をぶっとばします。そう、トッティの自由の為に、すべての心臓を捧げるデロッシのように。

そんな私の思想を創り上げた選手たちを紹介します。

アレッサンドロ・デル・ピエロ

わいをサッカー沼にハメた張本人。彼にサッカーというとても素晴らしい沼から抜け出すことのできない呪いをかけられた。「ピントゥリッキオ(小さな画家)」と称されたデル・ピエロは、芸術的なプレーで観る者を魅了したファンタジスタ。ユヴェントス一筋で数々のタイトルを獲得し、特にゴール前の冷静さと美しいカーブを描くシュートはまさに芸術そのもの。クラブとイタリア代表の両方で輝かしいキャリアを築き、ファンタジスタの象徴的存在として語り継がれる。

ロベルト・バッジョ

「ディヴァイン・ポニーテール(神のポニーテール)」として世界中に愛されたバッジョは、天才的なボールタッチと創造性でピッチを支配した。イタリア代表の10番として1994年W杯ではチームを決勝へ導くも、運命のPK戦で涙をのむ。しかし、そのプレーは今もなお多くの人の心に残り、ファンタジスタの概念を体現した存在として語り継がれている。

ファンタジスタとは、ロベルトバッジョのことである。

アルバロ・レコバ

爆発的な左足と独創的なプレーで世界を魅了したウルグアイの天才。インテルでのキャリアを中心に、スーパーサブとしても絶大なインパクトを与えた。ロングシュート、FK、ドリブルすべてにおいて驚異的な技術を持ち、何気ない試合を一瞬でスペクタクルに変える魔法のようなプレーでファンを魅了した。つまらないゴールが一つもないのが彼の最大の特徴。(調子が良い時のみ。笑)

リカルド・クアレスマ

デルピエロにファンタジスタ沼に突き落とされた後、わいがポルトガルファンになったきっかけの選手。そこから引退までの15年近く、最も好きになった選手。

「トリベーラの魔術師」として知られるポルトガルの天才、リカルド・クアレスマ。彼のプレースタイルは、まさにファンタジスタの名にふさわしいものだった。右足の外側で放つ独特のトリベーラキックは、単なるテクニックを超え、芸術の域に達していた。

バルセロナ、ポルト、インテル、ベシクタシュなど数々のクラブを渡り歩いた彼は、どのチームでも圧倒的な個の力を発揮。予測不能なドリブル、トリッキーなパス、そして美しいカーブを描くシュートは、観る者を魅了し続けた。

代表でも、2016年のEURO制覇に貢献。特にクロアチア戦での決勝ゴールは、クアレスマらしい決定的な一撃だった。同胞であり同期でもある親友クリスティアーノ・ロナウドと比較されることも多かったが、彼のプレーには唯一無二の独創性があった。

その才能は「未完の天才」とも言われるが、彼がファンタジスタであったことに疑いの余地はない。自由奔放で、型にはまらないプレーを貫いたクアレスマは、間違いなくサッカー界における特別な存在だった。

ロナウジーニョ

「サッカーを楽しむ天才」——ロナウジーニョのプレーには、純粋な楽しさと魔法が詰まっていた。

サンバのリズムを刻むかのような軽やかなボールタッチ、対峙する相手を嘲笑うかのようなトリックプレー、そして観客すらも踊らせるような圧倒的な魅力。

バルセロナ時代には黄金期を築き、2005年にはバロンドールを受賞。クラシコでの圧巻のパフォーマンスには、宿敵レアル・マドリードのサポーターですらスタンディングオベーションを贈ったほどだった。

ファンタジスタという言葉が似合う選手は数多くいるが、ロナウジーニョほど"楽しさ"を体現した選手はいない。彼の笑顔とともに生み出されるプレーは、見る者すべてを虜にし、サッカーの本質が「エンターテインメント」であることを思い出させてくれた。

ピッチ上での魔法の数々は、今でも世界中のサッカーファンの記憶に刻まれている。

ラヤン・チェルキ

次世代ファンタジスタとして注目されるフランスの逸材。リヨンのアカデミーで育ち、若くしてトップチームに定着。その柔らかいボールタッチと即興性の高いプレーは、往年のファンタジスタを彷彿とさせる。まだ成長過程ではあるが、試合を決定づけるクリエイティブなプレーを見せることができる貴重な才能。今後、どのようなファンタジスタ像を築いていくのか楽しみな選手だ。

ファンタジスタが絶滅危惧種となっている中、突如として現れた存在。ファンタジスタに魅了されてサッカーを好きになった者たちにとって、この時代は絶望とも言えるが、彼はそんなファンたちの救世主的な存在だ。

まだ20代前半。これから彼が切り開くファンタジスタの道が楽しみで仕方ない。ついに現れた、わいの推し活対象。

最後に

現代は、アスリート能力が求められ、スピード、フィジカル、戦術がサッカーの大半を満たし、美しさという無駄は徹底的に排除される時代ですが、

10番ポジションではないものの、1.5列目の役割がまた生まれだそうとしている。

期待の星、ラヤン・チェルキをはじめとしてファンタジースキルを持った選手がこれからも多く出てくることを願って

ワイは、引き続きこの世界を愛していこうと思う。